吾妻橋・リハーサル日。
吾妻橋・リハーサル日。桜井からTel。3時半に入る。ミーティング4時半ー5時。黒沢美香さんが入って「わが魂のジュリエッタ」と「DEAD2」を組み合わせなければならない。これが予想外・・・。まあ3人でJBを鳴らして踊ってみよう・・・。
夜は第一部のゲネで『DEAD1』のジミヘンの「Purple Haze」//「Fire」をやる。狭い楽屋に(とはいってもわれわれは銀粉が舞うので<隔離的に>一部屋与えられているのだ、トイレ付きで)林・目黒と銀塗りして待機、二人は全身銀色に塗るのは始めて。銀粉には<人体には使用禁止>と書いてある。懐かしい金粉ショーの楽屋のまんまだ。昔はワンステージ済ませるとこのまま掛け持ちで別の店に走ったりしたものだなんて話していると、9時を回って『DEAD1』の出番、OK、誰かが「すごくいい、カッコイイ」と言っている。銀塗りを軽く落として帰宅。桜井に「JBはなし、無音で行く」と言い残す。
7時森下スタジオ。
森下スタジオ。黒塗りを試してみるがやめて銀塗りに決める。
目黒大路+林貞之と稽古。
夜8時半、下井草のダンス01を借りて目黒大路+林貞之と稽古。久しぶりにいっしょに動く。「吾妻橋ダンスクロッシング」まで稽古は数回しかできない。鈴木ユキオは同時期に自分の公演があり不参加。
ベルナルドの『coupedecale』。
8時ホテルで朝食。パリ行きの用事は昨日トゥールで済ませたので今日はCCNTでベルナルドの『coupedecale』の稽古を見た。
coupeは英語の cut、decaleは gap、ベルナルドらしいタイトル。真っ赤なスーツを着て真っ赤な靴を履いたベルナルドが床に放置したエレクトリック・ギターを赤い靴のヒールで弾きながら踊るところはスリル満点であった。これはJimi Hendrixもやらなかった。結構足でも弾けるもんだ、と思わせる。このパートのもっと長い演奏=ダンスが見たいと思った。テルアヴィヴの片腕の画家のドローイングのパフォーマンスが背景のキャンバス上でダンサーと混成して進行する。ミュージシャンが独り上手中央でライブで演奏しつづける。すべて即興を孕みながら現在進行形で混濁・混成する。ベルナルドの手法が良く出た作品だった。
WSのショーイング+ジョセフ・ナジ。
ジョゼフ・ナジが朝から来る。朝のクラスは私がやる。午後はグループでのショーイングを見る。即興を含め、アイデアに優れたものがある。ナジとは合間にいろいろ話す。80年代パリに彼がデビューした頃、Menagerie de la Verreでの私のWSに一日参加したことがあった。私は一昨年彼のソロをウィーンで見ている。