ベルナルドの『coupedecale』。

8時ホテルで朝食。パリ行きの用事は昨日トゥールで済ませたので今日はCCNTでベルナルドの『coupedecale』の稽古を見た。
coupeは英語の cut、decaleは gap、ベルナルドらしいタイトル。真っ赤なスーツを着て真っ赤な靴を履いたベルナルドが床に放置したエレクトリック・ギターを赤い靴のヒールで弾きながら踊るところはスリル満点であった。これはJimi Hendrixもやらなかった。結構足でも弾けるもんだ、と思わせる。このパートのもっと長い演奏=ダンスが見たいと思った。テルアヴィヴの片腕の画家のドローイングのパフォーマンスが背景のキャンバス上でダンサーと混成して進行する。ミュージシャンが独り上手中央でライブで演奏しつづける。すべて即興を孕みながら現在進行形で混濁・混成する。ベルナルドの手法が良く出た作品だった。