2日目のParamo。

5/13 sat 今日はずいぶんいろいろと書いてしまって収拾がつかない。(あとでまとめられるだろうか?)
公演にいかに臨んだか、そして終わってパーティはどんなだったか、の方が面白かろう。フリオ・エストラーダとセルヒオ・ヴェラの二人のメキシコのアーティストは確実に成功した。公演は今夜の方が良くまとまった。昨夜の私はホテルに直帰したので、今夜はつかまってしまう。Musicadhoy(スペインの今回のプロデューサー)での立食パーティへ。美味しいワインと美味しいお洒落なビュッフェ。一昨日悪口を書いたNeuVocalSolisten/Stuttgartのヴォーカリストたちとの話も楽しかった。アルゼンチン出身のギレルモは本来バリトンだが今回は喉がめちゃくちゃだと言う。フリオは仕立て上げられた技術的なヴォイス・コードの外を狙っているのだ。彼らはクラシックもモダンもこなすというからモダン・ヴォーカル作品でいちばん好きな作家はと聞いたらイタリアの作曲家の名が出て石川君も私も知らなかった。カストレーションを話題にしたのはフリオのスコアに性交時の男女の声のパートがあってちっともリアリティがないと私が評価して、ギレルモが突然にMy wifeはMy manだと言う。そうかそうかいつもカストラート気取りのボーイソプラノで発声練習をしてうるさい奴だ、男色ニッポンの話も。演出助手のキルステンとはアノレクシーのことを、ファティマ・ミランダとはシャイネスについて。フェルナンド・フェルナンデスはメキシコ系スペイン人の作家でセルヒオの演出を圧倒的に支持していたが私はざっくばらんに困惑も話す。給仕のアンナがいちばん美人であったが二度と会うことも出来ない、凄く悲しい。写真を撮ったが、ここに掲載できないのも無念だ。美人といえばフリオの奥さんのヴェリア、「Ko ! Formidable !」と言ってくれた。深夜2時を過ぎて皆でホテルまで歩いて帰る。スザンナ役のサラはジュイッシュで家族のこと、墓のことを。プラザ・マヨールにはまだまだ人が沢山。