チュニスのスークと水パイプ。

チュニスの旧市街(メディナ)の迷路のようなスークを歩く。
Pashminaの肩掛けを1枚85ディナールを2枚30ディナールまでまけさせて買ってしまう。誰に贈るあてもなく。スークのなかの食堂(道端の典型的な大衆食堂)で昼食をとる。時間が遅くてもうメニューは一品煮込みとサラダしか残っていないのでそれで済ませる。ティーもコーヒーも隣りのカフェで飲んでくれというので移動。2,3軒先によいカフェがあった(名を書きとめるのを忘れてしまった)。若い連中がお茶を飲みながら水パイプ=Chichaをやっている。カフェの若いマスターが私を見止めて公演を観たという・・・「あなたは是非来年も来なければいけない」と言っている。「水パイプをやってみるか」というから「是非やりたい」と言う。しばらくして炭火の火がついた背丈1メートル余りの水パイプが運ばれてきた。ソファに深く座りなおして吸い出す。私が急速に吸いすぎるので隣りの席の若者が「ゆっくり深く吸うように」と教えてくれる。なんだか気持がよくなる。頭が冴えてきて、・・・同時に朦朧としてくるようだがマリワナのようなトリップはない。コーヒーも美味くなったみたいな気がする。水パイプを休んでKENTの紙巻を吸ったりまた水パイプに替えたりと、少しやり過ぎたかスークの狭い路地をユラユラ揺らぎながら帰る。迷路の煙りになったみたい。

夜はEtats de grace-Theatre Municipal: 20h / Derviches Tourneurs de Konya (トルコ)を見た。夕方のイランのSama’a/Javadも見るつもりで18時4eme Artへ行って見たが場所と時間が変更されていて見られなかった。で、余計にはじめて見るスーフィーのデルヴィッシュへの期待が高まってしまったわけだけれど残念でした。人数も写真みたいに多勢ではなく音楽に8人、踊り手に5人。それも踊り手の一人は踊らずに先導して回転でポジションが乱れるのを調整する役回り。この日のレパートリーが瞑想的に徹したものなのか、急速なトランスを予想していたからはぐらかされた感じでホテルに帰る。