大歌手xxxがナマで革命歌をバルコニーで。

マドリッド。トランジットの疲れが出たかよく寝た。10時すぎ外でコーヒーを。アトーチヤ大通りのホテルの並びにAmericaという大衆的なカフェ。(生活感のあるという意味。ヨーロッパの各都市のカフェはその土地のコトバをよく映す。ウィーン、パリ、ローマ、ロンドン、シュトゥットゥガルト・・・この周辺にスターバックスは見かけない。)昨日もここでエスプレッソを2杯飲んだ。黒い帽子とセーターに黒縁のメガネの小柄で洒落た老婦人が窓際に座って、ひとり朝から赤ワインをグラスで飲んでいた。・・・今日はテクニカル・リハーサルとドレス・リハーサルまで丸一日テアトルで過ごす。明日が初日なのだ。突然決まった演出の変更、音楽的な即興にも即興的対応を。メキシカン・カブキみたいな衣裳はやっぱり気に入らない。昨夜は必要以上に神経過敏になって文句を言ってしまいファティマ・ミランダやフリオ・エストラーダになだめられた。というのもマドリッドではスペインの大御所の、もういつ亡くなるかわからないという大歌手xxxがナマで革命歌をバルコニーで歌うことに・・・そんなの昨日はじめて知らされた演出だ。